タイムリミット~私の願い~
「うん。」
さっき話したのに、“よぉ”っておかしいよね。
「あ…のさ、ごめん。」
隆哉わ急に頭を下げてきた。
“ごめん”どういう意味?
一瞬頭にハテナが出た。
けど、分かった。
きっと隆哉わ、あたしが隆哉に好意を抱いてるって知って……
それの返事なんだ。
あたし振られたんだ……
川島の告白をOKした時点で、隆哉わあたしを友達としてしかみてないって分かった。
けど……
顔みて言われるのって、かなりきついなぁ…
隆哉わあたしから何か言ってくるのを待っている。
何か言わなきゃ…
「わ、分かってるよ。川島とお幸せにね。
あっ、でもこれからも友達でいようね♪」
これが精一杯の祝福。
友達以上になりたいけど、友達で我慢する。
あたしの前から隆哉が離れちゃうほうが嫌だもん。
「……違う…
俺わ…友達なんかじゃ嫌だ。」