タイムリミット~私の願い~


あたしが大きな声を張り上げて言うと、
『エヘへ、ばれちゃった★』だって。


そ、そんな…
でも待って隆哉、川島の告白OKしたって…

「川島わ?本当に告白したの?」


『うん、それわ本当。
でもOKしたってのわ隆哉が嘘ついたんだと思う。
ヤキモチ焼かせたかったんじゃないの?』


ヤキモチ…?

じゃあ、川島があの時泣いてたのわ、振られちゃったからなんだ。

川島あんなに可愛いのに。それでもダメだったんだ…。

じゃあ、なんであたし?
どうして隆哉わあたしを選んだの?



『なつみ!あたしもう切るからね。』
あたしが黙って考えていたら、愛莉わ電話をきってしまった。


「あっ…うん。ばいばい」




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