タイムリミット~私の願い~
「まあまあところでさっ」
愛利わ楽しそうにあたしを見た。
「ん、何?」
「分かってるでしょ?昨日、どうだったのさっ!」
「あぁ、そのことか。」
愛利わ隆哉みたいに、事情がどうなってるのか知らないんだ。
愛利わ期待に満ちた目であたしを見てくる。
なんだか、いいにくいかも…
「用事があってね、今度に延期になったの!」
簡単に言ってみた。
「えぇ、なにそれー!!」
やっぱり愛利わ、ふに落ちないみたい。
何があったのかしつこくきいてくる。
「まぁ、今度の土曜日になったから。そしたらちゃーんと教えるから!」
「うん、分かったよ~。」
愛利わなんとなく納得してくれた。
「じゃあ、土曜日頑張ってね。良い報告まってるから。」