神人~神人になった理由~
「久し振りだな。まだこの街に居たのか?神人にはなれたのか?いやーこの街は変わらないなー」
あくまでも友好的に話かけるバースの頬を、短い破裂音と共に銃弾がかすめ通った。
「……」
目の前には銃を構えたルナが立っている。
「何しに…」
ルナが声を震わせ、バースを睨む。
「何しに来た!先生の墓の前で何してるの!あんたがこの街に入る資格は無い!」
やはりこうなるか。
バースは胸中でうんざりと呟き、ルナを見つめ返した。
そして質問の一つ一つに答えていった。
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