神人~神人になった理由~
「そんなの――」
反論しようとした時、バースがルナの頭にポンっと手を置いた。
「学長に聞いた。信じてくれてありがとな」
「……」
こんなバースを見た事がない。ずっと嫌われてると思っていたから。
「力、貸してくれるよな」
笑顔で言うバースに、少し照れながらルナはバースの手を降り払った。
「今回だけよ。次からは貸さないから」
「おう!頼むぞ」
バースと親しくなれてルナは少し嬉しかった。
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