あたし彼氏。オレ彼女。
そして、(俺の代わりに)美知琉が説教された後、母ちゃんは俺に気づいた。
俺じゃなくて美知琉なんだよな…。客観的に見てると。
「郁、誰?この子、彼女?あらあら…まぁ、可愛い子ねぇ。はじめましてー郁の母です」
「…あた、俺の彼女の斉藤美知琉」
と、美知琉が紹介したから母ちゃん相手にも頭をペコッとさげた。
クリスマスということで親父も家にいた。
またまた親父相手に頭を下げる…。
愛想よくしとかないと美知琉の株がさがるからなりきってやろう。
でも美知琉がちょっと放心状態になりかけだったから口パクで指示をして部屋に行くことにした。
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