あたし彼氏。オレ彼女。


もうここにいたらキリがない。


俺は美知琉を押さえ付けた。


「じ…お兄さん!お姉さんたち!郁部屋に連れていくからリビング片付けろ……片付けてくださいよっ」


本当に汚ねーんだよ。


菓子の滓は落ちてるわ、ビールの缶は散らばってるわ。


大人なんだから片付けろよ!?


そしてもう巻き込むな!
大人しく寝てろっ!



ヨタヨタの美知琉を連れて2階へと郁の部屋に行った。


………重いんだけど。



寄り掛かってくんな。



壁と郁とで挟まれながらやっとの思いで部屋に辿りついた。


美知琉はベットへとダイブした。


……昼と同じパターンじゃないか?





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