あたし彼氏。オレ彼女。


あたしが青い顔をしてジッとしていると郁が起きた。


「…あ、美知琉おはよう…」


「…いく……あたし、何かした?」


「…はぃ?」


郁は自分の服とあたしの服を交互にみて「あぁ」と呟いた。


やっぱりあたし何かしたんだ!


郁はあたしに寄ってきて口を耳元に運んだ。


すると郁は本当にあたしの声か?ってくらい甘甘な声で囁いた。



「…昨日の美知琉、最高によかったよ…。まるで(キスしてくる美知琉に襲いそうになる俺が)ケモノみたいだった…」


!?!!!!!


あたしが…郁を襲った?


「…い……いやぁぁぁぁーーー(泣)」






この日郁の機嫌は良くて


美知琉は数日間ブルーだったとさ。


美知琉に真実を知る日はくるのをでしょうか?





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