あたし彼氏。オレ彼女。


とりあえず…「大丈夫だから」と言って泣き止ませた俺。


美知琉の目は真っ赤だった。


俺から見ると俺の目が真っ赤なんだけどね。


まず、このビショビショになった制服をどうにかしないとな…。


着替えると言っても俺は美知琉の身体。

美知琉は俺の身体なわけで…。


お互い…気まずいわけで。
どうすることも出来ない状態。


「…郁どうしよう……」


「だよなー…
このままなわけにもいかないし。」


俺たちは溜め息をついた。


「「親がいなくて良かった…」」


思うことは同じみたいだ…。






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