あたし彼氏。オレ彼女。


今まで当番制でご飯を作ってきた。


そして最近になって発覚したこと。


美知琉は料理が下手くそ。


目玉焼きなんてフライパンに卵を落とせばいいだけなのに真っ黒に焦がす。


ただ得意料理は大好物のオムライスだけ。得意っていうか、それしか作れないらしい。


あいつ、もし俺と入れ代わらないで一人暮らししてたらどうなってたんだろ。


餓死してた?


お……恐ろしい…。


んで結局俺が毎日作ることになった。


まあ、そのかわりに洗濯とかしてくれるから有り難い。


「もう年越し明けるね。あと一分だよ」


「だな。カウントする?」


「うんっ」


残ること今年も30秒に迫った。


今年の後半は大変だったなぁ…。





.
< 132 / 190 >

この作品をシェア

pagetop