あたし彼氏。オレ彼女。


というか……


あたしたち戻れるの?


もしかして一生このままとかないよね!?


……一応…神様に…


あたしと郁が元通りになれますように。


と深く、強く願った。


「み…郁。行くよ」


「はーい」











――――――――――…


郁の意見上、これ以上寒いのと、外に居たくないという理由であたしたちは家に向かった。


「い…美知琉は何を願い事したの?」


「早く元通りになれますように」


同じですね…まったくもって。


「…みち…郁は?」


「同じ。元通りになれますように。だよ」


「一刻も早く普通の生活を送りたいからね」


そうだね。


不本意ながらあたしも疲れたよ。

この生活…。






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