あたし彼氏。オレ彼女。


「きゃーーーーっ!!!」


気付けば俺達は屋上の階段から一年生たちがいる四階の階段下まで落ちていた。


「……っ…………」


頭いて…。
絶対打ったし。


足とか腰も所々痛いし。


そういや、12月の始めくらいも階段から落ちて入れ代わったんだっけ?


あの時も今思えば痛かったな…。



コンクリートだったし。



つーか…


「み、…郁っ!」


ガバッと起き上がると俺達は皆に囲まれてた。


聞こえるのは
「大丈夫?」とか「気絶してない?」とか。


野次馬が沢山いた。



「郁っ!美知琉!」


そして麻知とシゲもこの状態に気づいたらしく急いで駆け寄ってきた。





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