あたし彼氏。オレ彼女。
いやっ…!やっぱり…なんか…。
ていうか、入れ代わってる時点で身体も声も違うから、郁があたしの身体と声でいつものようにやると
キモい…っていうか変な感じっていうか。
とにかく!調子が狂う。
「美知琉」
「は、はいっ!?」
「早くぅ〜…」
ズッキューン……。
今ハートにキューピッドの打った矢が刺さったよ。
ホントにあたしの顔でその上目使いやめてー!
自分の見てると嫌!!
突然、郁に顔をグイと引っ張られた。
「…なに……っ」
ち、近いよ…。
あたしは目を逸らした。
.