あたし彼氏。オレ彼女。
明日から学校。
入れ代わった状態でいくとかマジ危険。
美知琉が男の世界に行くと思うと心配で仕方ない。
ホントに大丈夫なのだろうか?
俺は自分の顔だけど美知琉だと思い込ませて引き寄せた。
苦しくない程度に抱きしめ俺も眠りについた。
―――――
朝の日差しがカーテンの隙間から注ぎ込む。
時刻は6時15分。
まだまだ早くて寝れそうだけど、俺達にはそんな時間はない。
なんせ着替えだけで一時間とるくらいだからな。
俺は隣でぐっすり寝ている美知琉を起こした。
まだ寝させてやりたいけどね。
「美知琉、起きて。朝だよ」
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