あたし彼氏。オレ彼女。


「美知琉?」


「…ん〜…」


ゆっくりと眠たい目を擦って起きた。


「おはよう!着替えるからちゃんと目、覚まして?」


「…その前にトイレ……」


と、ベッドからでていく。


いやいや。

それカナリ、




駄目だろーーーっっ!!


今のお前は男なんだからっ!


「みっ…美知琉!
駄目だっ…それはマズイ…」


「なんでよ。トイレくらい行かせ…て…」


その瞬間、美知琉から悲鳴が。



「きゃーーーーっ!…えっ!?い、いやーーーっ」


「美知琉っ近所迷惑だからっ!」




なんであたしがいるのー!?


なんて言っちゃってる。


まぁ、俺も最初は少し驚いたけどさ。


ていうか、起きたのに気づいてなかったのか?

男だって…。





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