あたし彼氏。オレ彼女。
美知琉は腰を抜かして床にぺたんと座り込んだ。
まだ状況を把握できてない様子。
アワアワして若干、涙目だし。
「…大丈夫?昨日、滑り落ちて入れ代わっちゃったんだよ。覚えてる?」
「あっ…」
思い出したみたいだな。
でも、何か不自然な動きを見せてる。
「どうした?」
「…ぁの…やっぱり……その、…トイレ…行きたいん…だけど……」
俺だって行きたいよ。
俺の朝は起きたらすぐトイレだからな。
参ったな〜…。
こういう時に入れ代わってると面倒臭い。
いや。面倒臭いなんてもんじゃない。
厄介だ。
どうしたらいいものやら…。
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