あたし彼氏。オレ彼女。


「何って…キスマーク付けただけだよ」


「っ!!」


最後にもう一度美知琉に近づいてキスをする。


「あ…あたしが郁にキスマーク付けたら、あたしがエロいみたい、じゃんっ…!」


「大丈夫大丈夫。見えないよ。何なら俺にも付ける?」



超真っ赤になる美知琉にニッコリする俺。


「自分でやるからこれからずっと俺と添い寝ね」


「…〜っわかった……」


逆らえないよな。


もうあんなことされたくないもんな。


俺はしたいけど。


美知琉は真っ赤な顔を押さえながら部屋に行ってしまった。


…寝る気か?


まぁいーや。
俺がベッドに入り込めばいいだけだし。


「さ、宿題終わらせるか」


美知琉虐めは終わり。
今から宿題して寝る。




その頃、郁は美知琉からのメールに『バーカ!』と書かれているのに、またまた怒りが込み上げてきたのだった。


「美知琉ーっ!!!」





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