あたし彼氏。オレ彼女。


超綺麗に決まったのに自分のチームの奴も相手の奴も口を開けたまま唖然としている。


どうした…?


まさか、バレて…っ!?


「美知琉…あんた…」


「…は、はぃ…?」


何て言われる!?






「あんた、バレーできるようになったんだね!」


「……………………は……」


皆が俺を囲んだ。


俺が郁の姿だったらハーレム状態だな。


じゃなくて、バレてない?


「美知琉はまともにボールにも当たったことないのにスマッシュ打てるなんて凄いよ!」


麻知ちゃんが抱きしめてきた。


ああ……美知琉は球技苦手だったな。確か…。


陸上と水泳が得意だったな。


ていうか…本気で麻知ちゃん、胸がでかくて柔らかいんです!


俺の腕に絡まないで!





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