あたし彼氏。オレ彼女。


郁なんかこうだっ!!



「郁の格好でスカート履いて街中歩きまくってやる〜っ!!」


「なっ…馬鹿!何言ってんだよ!ただでさえ土曜日は人多いのに…」


ガバッと漫画を放り投げてこたつから飛び出してきた郁。


成功…!


あたしがニヤリと笑うと郁はしまったと言う感じでその場に立ちすくんだ。


あたしはまた自分の部屋に入ってクローゼットから服を取り出した。


郁の青ざめてる顔がみなくてもわかる。


たまには郁虐めもいーね♪


「…悪かったて…。
ちゃんと聞くから止めてください…」


「最初からそーしてればいーのにー」


あたしは服を出すのを止めてまた郁とこたつに戻った。





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