あたし彼氏。オレ彼女。

《郁依side》



時は刻一刻と過ぎていき、ついにクリスマス。


昨日は美知琉に目一杯オシャレをさせられて街中を俺が美知琉の腕に抱き着いて歩いた。


恥ずかしかったけどそれなりに楽しかった。


付き合って初めてのクリスマスだったしな。


昨日なんかキスしまくりさっ♪


まぁ幸せだったわけですよ。


でもそれもつかの間。


俺ん家に帰れば美知琉が怒られる。だって俺だから。


可哀相に…と同情しながらも美知琉の姿である俺がびくびくしてたり…。


そして俺ん家の玄関の前に着いた。


唾を飲み込む。


ついでに今日も両親に会うからってことでまたワンピースを着せられた。


「大丈夫か…大丈夫?…み、郁…」





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