あたし彼氏。オレ彼女。


コソコソと話しながら俺達は家の中に入った。


確か美知琉は俺ん家初めて…だよな?


大丈夫なのか?
あるいみ、俺ん家って危険じゃん。


家族いるし、あんまり家族のこと話してなかったからやりにくいかも。


リビングに着くと母ちゃんが出てきて、また美知琉に抱き着いた。


だからそれは俺じゃなくて彼女だって。


って突っ込みたいくらい。


抱き着くのが大好きな家族だな。


「いーく〜!!あんた、今まで何やってたのよ!連絡一つ入れないでっ!心配するでしょ?!この馬鹿!」


「…す、すいません…した」


うわぁ…酷い言われよう。


ホントに美知琉、ごめんなさい。





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