Happy Days
お腹が痛くなるくらい笑った後



「でもなんだかんだ言っても2人は仲いいんですね!2人とも小遣い以外の内容はリク君についてのお願い事してるし!なんか憧れます」


そう言った私に


「あつしとあみちゃんも十分仲良しだと思うけど?」
とさやかさんが言った
私とあつしは何気なくお互いの短冊を覗く

〈あつしとずっとずっと一緒に居られますように…あみ〉

〈あみと来年も再来年もずっと一緒に居られますように…あつし〉


私たちはお互いの顔を見て笑った


さやかさんとヤスヒロさんも笑ってた


私はこの時今までで一番幸せな顔で笑ってたと思う

あつしも同じ気持ちだったかな?


私と同じ幸せな顔で笑ってたのかな?



恥ずかしくてちゃんと見れなかったんだ


あの時、もっとちゃんと見ておけばよかったよ


そしたら少しはあつしの気持ちに、短冊に書いた願いに、嘘がないこと気づけたかもしれないのに
七夕から1ヶ月後の8月7日

私は高校最後の夏休みに入っていた


あつしと付き合ってもうすぐ3ヶ月!

そして3ヶ月記念日の8月13日は私の誕生日


誕生日の2日前

私はナミを誘って買い物にきていた
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