Happy Days
目には今にもあふれ出しそうなほどの涙

私はその場に崩れ落ちた

お父さんは私の手をひいて車の後部座席に乗せてくれた

助者席にはお母さん

私は車から見える涙で滲んだ景色をただみていた

数分後病院についた

そこにはさやかさんとリクエくんとヤスヒロさんの姿もあった

みんな泣いていた

まだ何もわからないはずの小さなリク君でさえ何かを感じているように泣いていた

病院の人に案内された道をついていくと一つの部屋についた


白い布をかぶったあつし

私は駆け寄って話しかけた

「あつ…し?嘘…だよね?

「もう起きようよ…起きて私の誕生日の続きしようよ…さやかさんとの事ビックリしたけど…嫌いになんかなってないから…」

「夏休みまだ半分残ってるよ?…花火大会とか海とかあつしと行きたいとこまだいっぱいあるんだよ?…」


「あつし?…1人にしないでよ…うっ…う…」


どんなに話しかけかても、どんなに問いかけても

「…………」

あつしが答える事はない

ナミとユウタ君が来てくれた事に気付かないほど私は夢中で話しかけ続けた

みんなは一生懸命話しかける私と何も答えることの出来ないあつしを見て泣いていた
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