みかん白書~描きかけの私の描きかけの恋~
× × ×
そして、それから4時間が経って、ようやく妹から電話がかかってきたんや。
「もしもしっ!?」
その声は、全然“よそいき”のソレやなかった。
ウチかて誰からの電話か分かんやったら、声をつくって、よそいきの声で出るんやけど、そのときウチはその電話が妹からのものやと確信してたさかい。
「あ…もしもし、よっちゃん…?」
「…っ!!!」
電話の向こうから聞こえきた声に、ウチの心臓は止まりそうになった。
その声は妹のものとちゃう。
男の子の声やった。
ほんで向こうから名乗らなんでも、ウチには誰の声かすぐに分かってもうた。
そして、それから4時間が経って、ようやく妹から電話がかかってきたんや。
「もしもしっ!?」
その声は、全然“よそいき”のソレやなかった。
ウチかて誰からの電話か分かんやったら、声をつくって、よそいきの声で出るんやけど、そのときウチはその電話が妹からのものやと確信してたさかい。
「あ…もしもし、よっちゃん…?」
「…っ!!!」
電話の向こうから聞こえきた声に、ウチの心臓は止まりそうになった。
その声は妹のものとちゃう。
男の子の声やった。
ほんで向こうから名乗らなんでも、ウチには誰の声かすぐに分かってもうた。