かみさまの椅子


「しかし男だろうが、顔が無茶苦茶タイプだろうが関係ねぇ!コイツは人質、首を切り落とされたくなけりゃ大人しく白獅子だけ来い!!しかし」


「………アルタの顔がタイプってお前ロリコンだったのかよ気持ち悪ぃな」


「俺はそれを言ってんじゃねぇよ!!」


逆上するバッファの顔が怒りで真っ赤になり剣を握っている手に力が入る、カタカタ震える剣が自然とアルタの首筋に食い込む


「あー解った解った俺が悪かった、そっちに行くからその震えをどうにかしろマジで首が落ちる」

リオンの言葉にハイドの眉間に皺が寄る。

「おい、何素直に相手の言うとおりにしてんだよ」


「そうだ、いくら何でも……………!!!」

ガルドもリオンを止めようと声を掛ける、が言い終わる前に何かが視界に入り一瞬目を見開きすぐに 真顔に戻るが内心冷や汗だらだらである。
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