かみさまの椅子
「俺今秒単位で寿命縮まってる気がするっす」
ハラハラしながらリオンと青空を見てぼやくフィード。
「お前さっきから顔に出すぎ」
ドスッ
「いでっ!」
ソワソワするフィードは誰が見ても解るくらい顔を青くし挙動不審であった。
それを見て容赦なく、表情1つ変えないハイドの裏拳が顔面に入った。
「ハイドはポーカーフェイスだよな」
そんな二人を見てガルドは改めて仲良いな~、場違いな感想を思った。
「…………」
そんなガルドを知ってか知らずかハイドのパンチがガルドのふっとい二の腕に入る。
「何だよ」
殴られた本人はその分厚い筋肉で平気な顔をしている。
「別に、そろそろ構えといた方がいいリオンとソラがタイミングよく舞台に揃った」
ハイドに言われ見てみればリオンは石舞台に上がり青空はバッファ達の頭上に到着していた。
「あ~大変な事になりませんように」
神頼みでもするかのように手を組んでフィードは願った。