かみさまの椅子
「威勢がいいのは嫌いじゃねぇ」
「知るか」
青空の緩急開けず返した返事ににたりと笑っていた表情が引きつる。
「あんまり生意気言ってっと」
言いながらバッファはその重そうな湾曲した剣を持ち上げにたりと笑う
「痛い目見るぞ」
「っ!」
空気がガラリと変わるのを感じ、背中を走る殺気と寒気に後ろにいたアルタを相手が痛いのも気にせずに遠くに蹴り飛ばす。
ブォン!
瞬時に身をかがめ剣が頭上を掠める。
青空の頭の中は目まぐるしく働きバッファの身体付きを観察し動きを予想するが明らかに青空よりもふた周りもデカい体つきに少し引き腰になる。
おまけにあのバッファの半分ほどはある大剣を軽々と扱う腕力は真っ向勝負したら瞬殺されそうだ。
降り止まない攻撃になかなか攻撃に転じる事が出来ない焦りを必死に抑え、青空は命を摘み取ろうと迫る剣を避けていた。