かみさまの椅子
激しい攻防戦
バッファが一方的に攻撃を仕掛けているだけだが、それを何度も避ける青空
「なんだお前すばしっこいなぁ!おい!!」
何時までも避ける青空に痺れを切らしたバッファがイライラを当たり散らす様に怒鳴る、その時に剣先が僅かに下がり隙が生まれる。
きらーんと青空は目を光らせ待ってましたと言わんばかりにバッファの懐に入り込む
踏み込みじゃりっと足下で石舞台が小さく音を立てる
勢いよく拳を握り締め突き上げる、拳は一直線にバッファの顎に入りガチンと音を立て歯同士がぶつかり衝撃が顎から脳天に電撃の様に走る
突然の反撃と衝撃にバッファはよろめき顎を抑える。
「ごの……野郎」
口を切ったのか隅から血が少し流れている。
「まだまだ!」
よろめいた所を間髪入れずに蹴りを繰り出す、しかし脇腹に入ると同時にがっしり太い腕に掴まれた。
「そう何度も食らうかよ」
がっしり掴まれた足に力をいれるが足は全く抜けないがもう片方の足で地面を蹴り上げ体が浮く
掴まれた足に力を入れて重心を乗せる。
しなる様に足を振りバッファのこめかみに蹴りが入る、流石に鍛えられてある筋肉に守られた脇腹と違いこめかみに受けた攻撃をガード出来ずバッファは目の前にチカチカ火花がちった。