かみさまの椅子
「お前また適当な事言ってんじゃねぇだろうな」
「まさか、遺跡に関してなら自信あるんすよ俺」
ニンマリと笑みを浮かべるフィード
光のショーは佳境に入ったのか更に迫力を増していく
そんな時ゴウンと大きな音が鳴り響き頭上を見上げれば一面の黒が広がりよく見ればシュヴァルツバルトの飛空艇が飛んでいた。
「最後まで見ていたいのは解るがさっさと街出るぞ」
頭をがりがりかき舞台の中央に歩いていくリオン。
「えー!最後まで見たいっす、一生に二度も見れるものじゃ無いっすよ!」
「うるせぇ、政府の犬が近くまで来てんだよ、面倒になる前にさっさと離れるぞ」
リオンは駄々をごねるフィードを一睨みし黙れば理由を述べ、それを聞いたフィードも「仕方ないっすね」と言いながら渋々頷く
「ねぇ政府の犬って?」
黙って話を聞いているが話が全く見えない青空は小声でガルドに聞いていた。
「あぁ政府の犬ってのは軍人達の事を言うんだ」
「ふんふん」
「空賊の特に俺等は賞金が掛かってるからしょっちゅう空軍に狙われてんだ、その軍人が近くに居るらしいからな面倒が起こる前に街から離れるんだ」
「へぇ」