かみさまの椅子


青空が向かった整備室はあらゆる部品や機材があり、至る所でエンジンがせわしなく動きあちらでは歯車が回り、此方ではタービンが蒸気を吹いている。

室内ではゴウンゴウンとエンジン音が響いていてその中でハイドは一人目を光で焼かれない為のサングラスの様なものをして何か光を飛ばしながら作業していた。

「おーい」


バチバチバチバチ


「おーい!」


バチバチバチバチ


「おーい!!」


「んぁ?」

何回目かの耳元でゼロ距離からの大声からの呼びかけにようやくハイドは気が付いて手元の作業を止め不機嫌そうに青空を見上げた。


「なんや」



まさか関西弁で切り替えされるとは思っていなかったので驚きで目をぱちくりさせる青空。


「邪魔しに来たんか、あ?」

「あぁごめん、これ朝御飯」


余りに本場のやーさん(ヤ〇ザ)ばりの睨みに少しばかりたじろぎながらもどんぶりを渡した。


「ハイドその関西弁」


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