かみさまの椅子

整備室から戻る時何やらバタバタと人が忙しなく行き交うのに気が付き首を傾げる青空


「あっフィードどうしたの?」


丁度通り過ぎたフィードを捕まえて騒ぎの原因を聞いていた。

「それがさぁレーダーに感知されない浮き島が現れてみんな慌てちゃって」

「浮き島?」


「そう浮き島」


初めて聞く名称に更に首を傾げる青空。

実際見て説明すると言われ青空はフィードについて行く形でデッキに出て行った。


デッキに出れば清々しい青空が視界に広がり穏やかな風が青空の黒髪を撫でるすでに出来ている人集りにフィードと一緒に突っ込んでいき人集りを抜け出した先に見えたのは数十メートルも先に浮かぶ

「……あれが浮き島?」

「そう空に浮かんでる島位の敷地しか無い土地、あれが浮き島」


大地が剥き出しになっている土の上に草や木が生えていて何だか1つの森が空中に漂っていた。



「すごっ、リアルファイ●ルファンタジー」


初めて目にした非現実に思わず昔やったゲームを想い出す青空だった。

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