かみさまの椅子


この世界には飛石と呼ばれるエネルギー物質が存在する、その物質を利用し大半の飛空挺や飛行機は空を飛んでいる

その飛石は大地に埋まっていてそれを人が掘り起こして加工し利用しているのだが、偶に巨大な飛石がエネルギーの放出の行き場が無くなり大地事空に飛んでしまうケースがあり、そのまま空を漂っている土地を浮き島と人々は呼んでいる


「てっ訳、解った?」

「………うん何となく」

こめかみを人差し指を突っつき必死にフィードの説明を理解しようとする青空。
それを見てあんまり期待しないフィード

「浮き島との衝突を避ける為に飛行機とかは感知するレーダーが備わってるんだけど、今回そのレーダーに感知されなかったからみんな驚いててね」

だからこの騒ぎなのかと納得し青空は改めて浮き島をみてみる

微かに下の方にチラリと青く光るのが見えるのが飛石で上部は鬱蒼と森が宙を浮いているように見える、森の入り口なのか石で出来たアーチの門が見える。


「古代遺跡だな」

「おわっ!」

突然聞こえた声に青空はびくりと肩が跳ね、見れば驚かれて不機嫌なリオンがそこに居た。


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