かみさまの椅子


機体を固定させリオン達はアーチのある場所を入り口とし浮島に上陸した。


「んー、やっぱり神世紀時代に浮島なったやつっすねー」

石細工のアーチを特殊な顕微鏡で見ながらフィードの片手には分厚い本

「俺と後数人で島探索」

「「うぃーす」」

「フィードはそのまま島の年代調査」

「了解っす」

「残りは待機」


リオン達は鬱蒼とする森を前に緊張の空気が漂う。


そんな中


「うわージブリだジブリ!!」


何故かそんな緊張感を物ともせずに場違いな少女が一人

「おい何でお前が行く気満々なんだよ」

ウキウキの青空を白い目で見るリオン。

「だーてこんな冒険みたいなの初めてなんだもん」

わんぱく小僧の様にキラキラした目をする青空

「冒険ってお前………………その格好ピクニックにでも行くのかよ!!」

リオンの言う通り青空の格好は水筒を肩から下げ更に何故か片手には銀紙に包まれているもの

確かに何処かの公園に行く格好である。
「お前戻れ、遊びじゃないんだよ」

「やだっ!」



< 153 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop