かみさまの椅子
「………ぐるじぃ」
息苦しくなりパタパタ手でリオンの胸を叩く、それに気が付きそっと腕を放し少し青空と距離を取る、それからしっかり自分の目で青空が居ることを確認したリオンは何度目かの安堵のため息をついて突然青空の肩におでこを当て自分の頭を乗せた。
「へっ!?」
予想もしないリオンのこの弱ったような甘えたような行動に青空はびっくりして一瞬肩が跳ね、思わず何か暴言を吐きそうになり慌てて口を塞いだ。
「ど、どうしだの?」
何故か緊張するからか訪ねる声が裏が選った、辺りが薄暗く二人しかいない 静かな空間が余計に緊張させていた。