かみさまの椅子

空軍からの逃走からしばらくしシュヴァルツバルトは当初の予定どうり南側1の都市ウィンケリアに降り立った、警備隊が巡回している中降り立つのはどうかと言う話が出たがもう空母のエネルギーも余裕が無くどちらにしろ降り立たなければいかなく飛石を調達したらすぐに飛び立つ事になったのだ。


青空は久々に降り立つ大地に興奮し空母から一番に飛び出し街にスキップで行くのを慌てて止め、リオンはアルタに青空の暴走を止めるストッパー役を託しハイドとジェイルを連れてどこかに行ってしまったのだ。



初めこそ大はしゃぎで街中を観光していたが


「お腹空いた」


と言う言葉と共にテンションはがた落ち、大人しく隅っこで時間を潰しだしたのである。

アルタとしてはあっちこっちと振り回されるよりはこうやって大人しくしていてくれるのは大変有り難いのだが


「くそー!白髪リオンめー!お腹空いたー!!」

突然叫んで訳の分からない事を言うのはやめてほしかった。

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