かみさまの椅子
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「ああ良かった日が暮れる前に会えて」
不敵に微笑み帽子の鍔をつまみ軽く持ち上げる。
「…………今日はオフなんだ、余所行け」
街角にあるこじんまりとした酒場でリオン達は早めの夕食をとっていた。
手でしっしっと振りもう片方の手にはフォークが握られていて先には大ぶりの照り焼きされた鶏肉。
「そう連れない事言わないでくれよ白獅子」
「………知らん余所行け、良い値の奴が他にもいんだろ」
リオンの言う良い値の奴とは首猟の事だとゲイリーもすぐに思いつく
「ふっ…あいつは」
「おいリオン肉ばっかり食ってんじゃねえちゃんと野菜と魚も食え」
「ガルド、お前は俺の母ちゃんかしかも今言う事じゃ」
「言わんとお前肉ばかり食うだろ、そんなんじゃ将来肥満体系まっしぐらだぞ、ああハイドは野菜ばかりじゃなくてちゃんと肉も食えだからしょっちゅう貧血起こすんだ」
まるっきり空気を読まないガルドにより空気は一瞬で何故か家庭の食卓になってしまった。
「いいかお前らいつも言ってんだろ!野菜肉魚ちゃんとバランスよく食えって!」
「うんそうだな母ちゃん」
もう本当今言う事じゃない、と全員が思った。