かみさまの椅子
「ワップ!!」
突然遮られた視界に驚き慌ててコートをはぎ取る
「何すんのよー」
じと目でリオンを睨み上げるが当のリオンは気にせず話を進める。
「お前の服と髪は目立つから妙な奴らに絡まれない様にしっかり着てろよ」
そう言われると着て居るしかなくなる、妙な面倒は起こしたくないから
「そんなに黒髪って珍しいの?」
自信の黒髪を一房摘んで見つめる。
「そうだなー、ソラの黒髪とリオンの白銀は珍しいと言うか殆ど見ないな」
「へぇ~」
ジェイルの言葉を聞くも、普段から黒髪ばかり目にしていた青空は余り自分の髪の色が珍しいと言われても実感が湧かない。
「とりあえずお前は目立ってなければいいんだよ」