かみさまの椅子

スカート以外で、と注文し待つ事数分で店員は店内を回り回って数着服を腕に掛けて持って来た。

「是非着て下さい、サイズも合っている筈なので」

ニッコリと服を渡され青空はありがとうと礼をもう一回言う。

「これ着てそこで待っている彼氏さんを驚かせましょう」


店内で店の女性店員達から熱いまなざしを向けられて居ずらそうにして待っているリオンに目を向ける。


「あの、彼氏じゃないんですけど」

「さっそく着て下さい!」


全く聞いて無い店員に溜め息を吐いてカーテンを閉める。



セーラー服を脱いで渡された服を着る、サイズが何故かピッタリ過ぎて物凄く疑問を持つが余り深く考えない様にした。



「お客様、どうですか?」

「あっはい!サイズピッタリです」

シャッとカーテンを開いた、そこには待ちくたびれたのか不機嫌なリオンとワクワクする店員さんが並んで立って居た。

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