捨てられたプリクラ帳 ―復讐―
あの制服って、あたしの学校のじゃん....
同じ制服の子が、自転車を傍らに
置きながら、咲月の家の前にいたのだ。
「しかも....ビンゴ───....」
咲月の家を見上げていた少女は、
朋子だった。
「....何しに来たの....ムカつく....」
朋子の顔を見る度に、
憎しみ、怒り、色々な感情が
湧き上がってくる。
咲月は朋子に気が付かれないように、
カーテンをそっと閉めようとした。
お日様がカンカン照っていて、
咲月は目を細める。
....とても良いお天気だ。
中学2年生の冬。
あと1センチというところで、
朋子がこっちを見た気がした。
第3章:終わり
同じ制服の子が、自転車を傍らに
置きながら、咲月の家の前にいたのだ。
「しかも....ビンゴ───....」
咲月の家を見上げていた少女は、
朋子だった。
「....何しに来たの....ムカつく....」
朋子の顔を見る度に、
憎しみ、怒り、色々な感情が
湧き上がってくる。
咲月は朋子に気が付かれないように、
カーテンをそっと閉めようとした。
お日様がカンカン照っていて、
咲月は目を細める。
....とても良いお天気だ。
中学2年生の冬。
あと1センチというところで、
朋子がこっちを見た気がした。
第3章:終わり