恋愛予報いたします。
「はじめまして。…ってえぇっっ!!なんであたしの名前、知ってるの!?」
「それは自分でもわかりません。ただ、わたくしは美央さん専用のテレビだとは聞いております。」
「っていうか、普通に会話してる!!なんなの君は!?」
「色々と質問が多いヤツですねぇ。まぁいいです、答えてあげましょう。」
なぜ上から目線!?と思ったけど、大人しく聞くことにした。
「まず、普通に会話している事についてなんですが、これはテレビ電話と一緒です。だから、簡単に言うと、わたくしと美央さんは、電話をしていると言う事になります。」
「ふぅん。それで君は?」
「わたくしは〈なんでも予報士〉と言って、その名の通り、何でも予報できる者です。」
「そぉなんだ。何でも予報できるんだ。」
「さようでございます。ただし、予報できる内容は1つのみ。予報し終わったらこのテレビ電話は即終了します。」
ほほー。
なんだかこれは、おもしろくなりそうだ。