innocence



「ねえ、舐めていい?」

わたしはそう言いながら彼のチャックを下ろす。


返事なんて、きいてない。



「……お前うますぎだから。そんなワザどっから覚えてくるんだよ」


コツは、手をつかうこと。
たまに先を舐める、とか。


「あー……それっ、」

毎日のようにしてるから最近はコツをつかんできて、彼のいいところも彼の喜ぶやり方もばっちりだ。

彼は、先を吸われるととてもいい反応をする。


あたしはそれを見るのが好き。



「――やべ、でる、っ!」


彼のを飲むのは、もっと好き。


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