ぁたしの騎士【完】
ガラッ

「おはよー藤堂!由香里!」

「ぁ、おはよー!!」

まぁこの後どんどんクラスメートが登校してきて結局あたしのハッピータイム☆は五分ちょっとだったけど由香里お嬢様は日記にこう語っている。

『今日はT君と二人っきりで話せてもう死んでもいい感じです。』


「おはよー由香里!」

「麻里ちゃん。おはよ♪」

とチャイムギリギリ!!私の親友の麻里ちゃん登校しましたー。

「見て?昨日のプリ貼ったよー!!」

「ッぁあたしも貼ったよ♪」

ガラッ

担任が入ってくる。でも誰も話すのを止めようとしない(笑)

「ゎー♪昨日プリクラとり入ってたのかよ??」

「うん!そぉだよ??」

この人は順平君。

麻里ちゃんの彼氏さんです。

「じゃぁ今日俺といって!!」

「行かないもーん♪」

「麻里ちゃん!?ひどいんですけど!!」

いつ見てもこのコンビはあきないなぁ。

麻里ちゃんみてても、順平君見てても、目は相手が大好きだって言ってる。

「今日はテスト勉強するんだもん!!」

「あ、俺もしなきゃなぁ。」

テ・・・スト??

「明日って…テスト??」

「ぅん。なんか抜き打ちテスト。担任が言ってた。」

「もぅ抜き打ちじゃない感じに広まってるけどな。」

テストテストテストだとーー!?

「赤点の方は校庭の掃除&数学のプリント5枚☆」

「ぃ…」

「「い?」」

「いやぁぁぁああッ」

由香里の声は一番遠くの三年E組まで響いたという…。
< 13 / 33 >

この作品をシェア

pagetop