ぁたしの騎士【完】

乙女執事様。

これは恋です執事様ッ！

「ﾊｧ…///」

ﾄﾞｶッ

「痛いぃいいッ何すんのよばかぁッ！！」

「由香里がきもい溜息ついてたからだろ？？」

春…でもなく

夏…でもない。

微妙な時期が来ましたよ。そう、『梅雨』だ。

ってそんなことはどうでもよくてさ。

「この溜息はね…乙女の溜息なのよ☆」

「…ッー!！由香里がぁぁぁああッこ…壊れた？？」

この微妙な季節『梅雨』に私の恋模様。

「本格的になって参りましたーッ！！」

「きもーぃッ由香里がきもーぃッ！！！」

「ﾊﾞｯｶ！！きもくないもん！ぁのね…」

五十嵐にはいうべきか。とか考えちゃったｱﾎなあたしは。

「ぁのね…あたし好きな人がいるの…。」

「……。は？」

「説明させてもらうと。名前は藤堂啓太君。超かっこぃい（私的に）あたしに話しかけてきてくれたりして最近本格的に好きになりました☆」

「…。説明なげぇし…。俺関係ねぇし…。」

「でもね…五十嵐には知っててほしくて。」

もしかしたら協力してくれるかな―とか思っちゃったりしてんだよ？？

「俺、ｱｲﾂ嫌い。かかわんな。」

「何いってんのよぉッ」

「ｱｲﾂはﾏｼﾞやめとけって…。絶対裏あるから。」

「なんで決めつけらんなきゃいけないの？？五十嵐のﾊﾞｶ！！もう五十嵐なんか頼らないもん！！」