ぁたしの騎士【完】
あ、由香里が電車に乗った。っつぅか…

隣の親父かなりあやしいんですけど??

観察しなきゃ。

「ねぇ、五十嵐君だよねぇッ!!」

「あ…えーと…境!?」

クラスの境だ。よくもまぁこんなタイミングで再開しますね。

「何してんの??」

「別にどぅでもいーだろ。」

そんなことより由香里をみたいんだけど。

早くあっちいけ!!

チラっと横目で由香里をみると。

「ぁッ…」

痴漢されとるーッ!!

「境ごめんッ!!」

「ぇ??」

俺は走って、由香里の元へ急いだ。

「由香ッ「一ノ瀬ッ大丈夫か!?」

俺の言葉がさえぎられた。

…あの、藤堂啓太によって。

痴漢から助けられた由香里は

頬を赤く染めて『ありがとう』って何回も言ってた。

俺にもきづかずに。

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