ぁたしの騎士【完】
アタシの執事様。

だってむかついたんだって。

あーぁ。

付き合っちゃったか結局。

「俺はなかねーかんなッ!!!!」

でも、せめて

由香里によかったなって言ってあげてれてよかった。

これからは、俺は執事として見守っていこう。

「あははは!!!マヂうける!!最高!!」

電車の中でまぁ迷惑な;

最近の若者は…ってアレ憎き藤堂じゃないですか。

あんなやつに由香里とられんの??

まぢ悔しいし。

でも由香里がいいというなら俺は何にも言うことないから。

「でさぁ、その一ノ瀬サン??はかわいいの??」

チラって藤堂の方を見る。

ってぁあ。女と一緒だし??

彼女いるのに女と帰るってないよね…。

やっぱ由香里はわたせねぇよ。…って俺のモノでもないんだけどね。

「別に可愛くないけど??金持っててさ??友達と付き合えるか賭けして儲かった☆」

は…??

「本命はお前だけだから。」

自分の耳を疑った。

ライバルだとしても由香里が好きになったやつだ。

まともなやつだとは思っていた。

気がつけば手が出ていた。


「てめぇッ由香里に謝れよ!!!!!ふざけんな!」

「「キャァァっ!!??」」

「誰か駅員さん呼んで!!!!」















「五十嵐君残念だよ…。由香里ととても気が合っていたからね…。でもキミはもう由香里のそばには置いてられないよ。執事の契約を切らせて頂く。」
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