ぁたしの騎士【完】
「おはよう!!」

「由香里遅いしwww」

「あー…うん。」

五十嵐がいなくなってからおきるのが遅くなったからなぁ。

「目の下腫れてるよ?…藤堂なんか忘れなよ。ね??」

「あぁ~うん」

別れた日。藤堂君が二股をかけていたことを知った。

あたしが賭けの対象だったって知った。

別に傷つかなかった。

逆に呆れた。

どうして自分は騙されていたんだろう。って。

もし五十嵐の言うとおりにしていれば五十嵐は出て行かなかったの?

って。

「また新しい恋みつかるよぉ~」

「今は…そんな気持ちじゃないかもな…」

今ははっきり言って…

「藤堂君のこととかどうでもいいんだ…。あたし今五十嵐のことしか考えてないから…」



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