ぁたしの騎士【完】
裏執事様。
ガチャッ

「失礼します。」

「おぉ!由香里。もう五十嵐君とは会ったのか?」

「ぃえ。会っていません。」

なんか五十嵐はあの後私を助けてから

『用事がありますので。私と出会ったことは内緒にしておいて下さいね。』

って言って電車を降りて行った。

ガチャッ

「失礼します!」

「五十嵐君!!」

そこには執事服に着替えた五十嵐君がいた。

「遅れてすみません、旦那様。」

「かまわんよ。由香里、この方が五十嵐君、由香里の執事だ。」

いや…知ってるよ。

と思いながらあたしは軽く受け答えしておいた。

「では五十嵐君。娘をよろしくな。」

「かしこまりました。」

ガチャッ

あたしたちは部屋を出た。んだけど。

「………。」

「………。」

「………。」

気まずすぎるだろぉッ!?

この長ーーーぃ廊下言葉発しないとかさ、あたし無理!

「ねぇ五十嵐!五十嵐は頭いいの?」

「えぇ。それなりの頭はありますよ。」

やっぱ頭いいんだなぁ~。

頭(っていうより顔)ちっさいのにな~。

ガチャッ
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