茶の人生
「…………。」







『びっくりすぎて、言葉も出ないか!!純から何も聞いてなかったんだねぇ。』







コイツが、俺のババァなら
母ちゃんの母親って事になるよな。







「母ちゃんからは、死んだって聞いてたけど」







『ふ~ん。まぁ、あの子はあたしの事を嫌っていたからねぇ。言わないのも当たり前か。』







そう思えば、母ちゃんからババァの話は『死んだ』という事しか聞いていなかった。俺からも何も聞かなかったし、母ちゃんからも何も言ってこなかった。







『あの子にはね…ツライ思いばかりさせてしまってねぇ…。』







ババァが母ちゃんとの
思い出話をし始めた。







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