茶の人生
可愛い我が子に







「ありがとう。あたしの大切な宝物…。」







ずっと考えてた言葉。
生まれてきたら、まずお礼を言おう。あたしのもとに来てくれてありがとうと。そう、決めてた。







『あっここの目のところなんか俺にそっくり!』







「鼻はあたしにそっくり!」







『きっと可愛いく育つね。俺と似てたら!』







「あはは!!
自分で言うなよ!!」







『あっそうだ。名前の事 だけど…。』







「あっ、そうだったわね。どうする?」







『それがね…いい名前思いついたんだ!!』







「えっ!?どんなん?」







『ジャッジャジャ~ン!!!』







夫が出したのは、『純』と大きく習字で書かれた紙だった。







< 47 / 66 >

この作品をシェア

pagetop