【キライ。】
―翌日の朝―
「あの……。」
あまり話さないクラスメイトが、私に声をかけた。
【なんだろう?】と、私が首を傾げた。
すると、
クラスメイトが、こう言った。
「リサちゃんを、呼んでいるよ。」
クラスメイトは、教室の扉に指差した。
「リサーっ♪」
「ジュン!!??」
そこには、ニコニコの笑顔で、手を振っているジュンがいた。
……あまり関わりたくないのに…。
私は、ジュンに気付かれないように、ため息をしながら、ジュンの所に向かった。
「リサぁ!!なんで昨日、メール返してくんなかったの〜〜?」
いかにも、ジュンが馴れ馴れしく言ってきた。
「あ〜…ごめぇん。昨日、携帯の電池切れてたから。」
私は、少しそっけなく答えた。
「ふ〜ん。そっか……。
じゃあ、今日もメールするから!ちゃんと充電しとけよ〜☆」
ジュンが私の肩に、手を置いた。
……………えぇー。
……………ムリー。
……って言いたいけど…
そんな事、言えないしねぇ……。
「……わかったぁ。」